今日の株式見通し=横ばいか 米国株は下落も円安や東京エレクの好決算が支えに

 東京市場は横ばいか。米国株は下落。ダウ平均は249ドル安の33699ドルで取引を終えた。買いが先行したものの、長期金利の上昇を受けて金融引き締め長期化への警戒が強まり失速。マイナス圏に沈むと終盤にかけては下げ幅を広げた。ドル円は足元131円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて10円高の27540円、ドル建てが30円高の27560円で取引を終えた。

 米国株は下落しており引け味も悪かったが、CME225先物は大幅安スタートを示唆してはいない。米国の長期金利上昇に伴い為替は円安に振れており、これが日本株のサポート要因になると思われる。指数を見る上では東京エレクトロン<8035.T>の強い上昇が期待できそうな点も支援材料。きのう引け後に上方修正、増配と1:3の株式分割を発表している。今週8日はソフトバンクG<9984.T>と任天堂<7974.T>の失望決算が米国株高の好影響を打ち消して日経平均は下落したが、きょうはその逆の動きが見られるかもしれない。好悪材料が入り交じり、節目の27500円近辺でのもみ合いに終始すると予想する。日経平均の予想レンジは27400円-27650円
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。