今日の株式見通し-軟調か 米金利上昇や日銀新人事を受けてややリスク回避方向に
東京市場は軟調か。先週末の米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックは下落。ダウ平均は169ドル高の33869ドルで取引を終えた。2月のミシガン大1年先期待インフレ率速報値が4.2%と前月分の3.9%から上昇したことなどを受けて、長期金利が上昇。グロース株が全般売りに押された。一方、原油高を手がかりにエネルギー株には買いが入った。ドル円は足元131円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて65円安の27585円、ドル建てが45円安の27605円で取引を終えた。
ドル円は、日銀新総裁が植田和男氏で固まったとのニュースを受けて10日の夕方に鋭角的に円高に振れたものの、その後、植田氏から現在の日銀の政策が適切といった旨の発言が出てきたことから、ほぼニュースが出てくる前の水準まで戻している。
米国株はまちまちだが、米長期金利の上昇は株式の上値を抑える材料となる。国内では、日銀の新総裁がサプライズ感のある人事となったことから、先の政策修正を警戒した売りも出てきやすい。日経平均は先週末からは水準を切り下げることになるだろう。ただ、週末に出てきた日銀関連のニュースでは、総裁に初めて学者が起用されることを期待する記事も散見される。日銀も、為替や債券市場が動揺するようならそれに対応する準備はできていると思われる。そのため、大きく崩れるようなら、下値では買いも入ると予想する。日経平均の予想レンジは27450円-27800円
ドル円は、日銀新総裁が植田和男氏で固まったとのニュースを受けて10日の夕方に鋭角的に円高に振れたものの、その後、植田氏から現在の日銀の政策が適切といった旨の発言が出てきたことから、ほぼニュースが出てくる前の水準まで戻している。
米国株はまちまちだが、米長期金利の上昇は株式の上値を抑える材料となる。国内では、日銀の新総裁がサプライズ感のある人事となったことから、先の政策修正を警戒した売りも出てきやすい。日経平均は先週末からは水準を切り下げることになるだろう。ただ、週末に出てきた日銀関連のニュースでは、総裁に初めて学者が起用されることを期待する記事も散見される。日銀も、為替や債券市場が動揺するようならそれに対応する準備はできていると思われる。そのため、大きく崩れるようなら、下値では買いも入ると予想する。日経平均の予想レンジは27450円-27800円