ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では136.81円と22時時点(137.29円)と比べて48銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが3.89%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。アジア時間の安値137.06円を下抜けて一時136.69円まで値を下げた。
 なお、2月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数は24.2万人増と予想の20.0万人増を上回ったものの、相場の反応は限られた。

 ユーロ円も軟調だった。24時時点では144.41円と22時時点(144.80円)と比べて39銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落をきっかけに全般円買いが進んだ流れに沿って一時144.28円と日通し安値を付けた。
 ユーロ円以外のクロス円もさえない展開だった。ポンド円は161.81円、豪ドル円は90.23円、NZドル円は83.70円、カナダドル円は99.27円、スイスフラン円は145.27円まで値を下げた。

 ユーロドルはじり高。24時時点では1.0556ドルと22時時点(1.0546ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、一時1.0562ドルと日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.69円 - 137.91円
ユーロドル:1.0525ドル - 1.0562ドル
ユーロ円:144.28円 - 145.23円


(中村)
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