ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、底堅い

 7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。2時時点では136.90円と24時時点(136.18円)と比べて72銭程度のドル高水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言でのタカ派発言をきっかけとしたドル買いの流れが継続。一時136.95円まで上値を伸ばした。なお、FRB議長は質疑応答で「コアインフレが期待ほど減速していない」「次回ドット・プロット(金利予測分布図)はピーク金利が12月から大幅上昇する可能性」などと述べている。

 ユーロドルはさえない。2時時点では1.0572ドルと24時時点(1.0647ドル)と比べて0.0075ドル程度のユーロ安水準だった。FRB議長のタカ派発言により、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%利上げの可能性が高まるなか、一時1.0570ドルまで下値を広げている。

 ユーロ円は2時時点では144.74円と24時時点(145.01円)と比べて27銭程度のユーロ安水準だった。米利上げ継続観測を受けて米国株が軟調に推移し、ユーロドルが下落した影響から144.67円付近まで一時下押しした。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:135.55円 - 136.95円
ユーロドル:1.0570ドル - 1.0694ドル
ユーロ円:144.60円 - 145.44円


(越後)
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