ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、一段高

 7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は一段高。24時時点では136.18円と22時時点(136.16円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控える中、「発言がタカ派寄りの内容になる」との思惑から全般ドル買いが先行。パウエル氏が米上院銀行委員会で「正当化されるなら利上げスピード加速の用意」「最終的に金利水準は以前の予想よりも高くなる可能性が高い」と発言すると米長期金利の上昇とともにドル買いが活発化し、一時136.81円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは下落。24時時点では1.0647ドルと22時時点(1.0669ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。パウエルFRB議長のタカ派的な発言を受けて、全般ドル買いが優勢になると一時1.0591ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は上値が重い。24時時点では145.01円と22時時点(145.27円)と比べて26銭程度のユーロ安水準。ドル円の上昇につれた買いが入り一時145.30円付近まで上げたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出ると144.82円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.55円 - 136.81円
ユーロドル:1.0591ドル - 1.0694ドル
ユーロ円:144.60円 - 145.44円


(中村)
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