ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では136.16円と22時時点(136.28円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が21.1万件と予想の19.5万件よりも弱い内容だったことを受けて一時135.95円と日通し安値を付けたものの、135円台では押し目を拾いたい向きも多く、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。23時30分過ぎには136.38円付近まで下げ渋った。

 ユーロドルは底堅い動き。24時時点では1.0575ドルと22時時点(1.0559ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇を手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行すると1.0553ドル付近まで下押ししたものの、低調な米労働指標を受けて1.0586ドルまで強含んだ。
 なお、一時4.01%台まで上昇した米10年債利回りは3.95%台まで低下した。

 ユーロ円は24時時点では143.99円と22時時点(143.90円)と比べて9銭程度のユーロ高水準。22時30分過ぎに一時143.63円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は下げ渋った。ドル円につれた動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:135.95円 - 137.38円
ユーロドル:1.0538ドル - 1.0586ドル
ユーロ円:143.63円 - 144.89円


(中村)
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