ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下値堅い

 8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が堅い。2時時点では137.18円と24時時点(136.81円)と比べて37銭程度のドル高水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米下院金融サービス委員会で「利上げのペースについて何も決定していない」と強調すると売りが強まり、一時136.48円と本日安値を付けた。ただ、FRB議長が昨日に続き「ターミナルレートは予想以上に高くなる可能性」などのタカ派的な発言をすると買い戻しが入り、137円台を回復した。

 ユーロドルは伸び悩み。2時時点では1.0547ドルと24時時点(1.0556ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。FRB議長の発言に振らされる動きとなり、一時1.0574ドルまで上昇したものの、上値は限られた。

 ユーロ円は下げ渋り。2時時点では144.69円と24時時点(144.41円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円につれる動きとなり、一時144.24円まで下落したが、その後は144円台後半まで切り返している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:136.48円 - 137.91円
ユーロドル:1.0525ドル - 1.0574ドル
ユーロ円:144.24円 - 145.23円


(越後)
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