ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では134.49円と22時時点(134.05円)と比べて44銭程度のドル高水準だった。NYダウが6日ぶりに反発して始まるとリスク・オフの巻き戻しによる円売り・ドル買いが優勢となった。23時前に一時134.90円と日通し高値を更新した。
 前日にかけて急落した銀行株が買い直されたことで、NYダウは一時470ドル超上昇した。2月米消費者物価指数(CPI)が前年同月比6.0%上昇と市場予想通り8カ月連続で鈍化したことも投資家心理の改善につながり株買いを誘った。

 ユーロ円は底堅い。24時時点では144.15円と22時時点(143.90円)と比べて25銭程度のユーロ高水準。欧米株価の大幅上昇で投資家のリスク志向が改善し円売り・ユーロ買いが優勢となった。23時過ぎに一時144.41円と本日高値を更新した。

 ユーロドルは頭が重い。24時時点では1.0718ドルと22時時点(1.0735ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出るとやや上値が重くなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.03円 - 134.90円
ユーロドル:1.0679ドル - 1.0749ドル
ユーロ円:142.54円 - 144.41円

(中村)
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