ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、買い戻し

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買い戻し。2時時点では135.05円と24時時点(134.83円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。米シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻懸念および米利上げ期待の後退から売りが優勢となり、0時40分過ぎには一時134.12円まで下げ足を速めた。ただ、急ピッチで下げた反動から一巡後はショートカバーの展開となり、一時135.18円付近まで下げ幅を縮めた。
 一方、「SVBは破綻し、米連邦預金保険公社(FDIC)が管理下に置き、受け皿を指名する」との一部報道が伝わると買い戻しは一服している。

 ユーロドルは伸び悩み。2時時点では1.0658ドルと24時時点(1.0667ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。一時1.0701ドルまで上昇する場面があったが、米金利低下やドル円の下落が一服すると次第に上値が重くなった。

 ユーロ円は反発。2時時点では143.94円と24時時点(143.82円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。一時143.49円まで下落した後は144円台を回復するなどドル円につれた動きとなった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:134.12円 - 136.99円
ユーロドル:1.0574ドル - 1.0701ドル
ユーロ円:143.49円 - 145.10円


(越後)
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