ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では132.78円と22時時点(132.54円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。22時前に一時132.29円と約1カ月ぶりの安値を付けたものの、安く始まった米国株が持ち直したことを受けて、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退すると買い戻しが進んだ。23時30分前には133.20円付近まで下げ幅を縮めた。ただ、一目均衡表雲の上限133.56円がレジスタンスとして意識されたため、戻りも限定的だった。
 なお、バイデン米大統領は国内の銀行危機について演説を行い、「銀行システムも預金も安全なことは確実。私たちは必要なことは何でもしていく」と述べ、平静を呼びかけた。また、銀行システムの規制強化を議会に求めていく考えを示した。

 ユーロ円も下げ渋り。24時時点では142.38円と22時時点(141.74円)と比べて64銭程度のユーロ高水準。22時前に一時141.37円と日通し安値を付けたものの、24時過ぎには142.59円付近まで下げ幅を縮めた。

 ユーロドルは強含み。24時時点では1.0722ドルと22時時点(1.0690ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入り、一時1.0732ドル付近まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.29円 - 135.08円
ユーロドル:1.0640ドル - 1.0737ドル
ユーロ円:141.37円 - 144.38円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。