東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、底堅い

 29日午後の東京外国為替市場でユーロ円は底堅い。17時時点では143.01円と15時時点(142.87円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。15時過ぎに143.00円まで買われた、その後は調整売りに押されて142円後半での推移が続いた。もっとも欧州株が全般強含むと再び上値を試す展開となり、17時過ぎには143.08円までユーロ高・円安が進行した。
 他の欧州通貨も対円で、ポンドが162.77円、スイスフランは143.54円まで上昇した。

 ドル円はしっかり。17時時点では131.96円と15時時点(131.90円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。16時前後に買いが強まると、132.05円まで上値を伸ばした。大台超えでは持ち高調整と見られる売りに頭を抑えられたが、17時過ぎに再び上昇し132.08円まで日通し高値を更新した。

 ユーロドルは下げ渋り。17時時点では1.0837ドルと17時時点(1.0832ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円が高値をつけたタイミングで1.0818ドルまでユーロ売りドル買いに傾いた。一巡後は1.0830ドル台を回復し、昨日からの下値の堅さが続いている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.76円 - 132.08円
ユーロドル:1.0818ドル - 1.0850ドル
ユーロ円:141.79円 - 143.08円


(小針)
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