12日の主な要人発言(時間は日本時間)(2)

12日23:04 カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
「多くの国ではエネルギー価格の下落、グローバルサプライチェーンの正常化、金融政策の引き締めで、インフレが緩和」
「同時に、労働市場は依然として逼迫しており、多くの先進国におけるコアインフレはサービスの物価圧力が持続していることを示唆」
「世界経済の成長は、予想以上に力強いものだった」
「米国と欧州の成長率は上向きで驚くべきもの」
「ただ、金融引き締め政策がこれらの経済に浸透し続けているため、成長は鈍化すると予想」
「中国経済は特にサービス業が回復」
「全体として、コモディティ価格は1月の水準に近づいている」
「カナダでは需要が依然として供給を上回っており、労働市場は引き続き逼迫」
「CPIインフレ率は2月に5.2%に低下し、中銀が注視するコアインフレ率は5%弱だった」
「CPIインフレ率は今年半ばに約3%まで急速に低下し、その後2024年末までに目標の2%まで徐々に低下すると予想」
「金融政策を決定する際、理事会はCPIインフレ率が目標に戻るかどうかを判断するために、これらの指標とコアインフレ率の推移に特に焦点を当てる」
「成長とインフレ見通しを考慮して、政策金利を維持することを決定」
「量的引き締めは、この制限的なスタンスを補完し続けている」
「理事会は経済発展と過去の利上げの影響を引き続き評価し、インフレ率を2%の目標に戻すために必要なら、政策金利をさらに引き上げる用意がある」
「物価安定を回復するという確固たる決意を維持している」

12日23:37 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「コアインフレ抑制のためにやるべきことはまだある」
「インフレのピークは過ぎたが、まだ先はある」

13日00:17 マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
「カナダ経済は依然として過剰な需要」
「金利をより長く制限的な水準で維持する必要があるかどうか検討」
「BOCは上振れリスクを引き続き懸念」

13日01:15 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「FRBは利上げに関してさらにやるべきことがある」
「米経済の力強さとインフレ率の上昇は、利上げに向けたさらなる取り組みを示唆」
「追加利上げがなくても経済が減速し続ける可能性」
「米経済は引き続き堅調、労働市場は極めて逼迫」
「2%のインフレ目標にコミットし、断固たる姿勢を維持」

13日03:05 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
「幾人かの当局者が政策の柔軟性が必要と主張」
「多くの当局者がピーク金利の見通しを引き下げた」
「3月会合では0.25%の利上げを全員が支持」
「何人かの当局者は金利を据え置くことが適切かどうかを検討した」
「何人かの当局者は賃金の伸びは依然として2%のインフレ目標と一致する率をはるかに上回っていると指摘」
「当局者は労働需要が供給を大幅に上回っていると認識」
「インフレリスクはより高く傾いている」
「スタッフは今年中に穏やかなリセッションを予測」

13日04:34 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「安定性の問題が発生した場合、量的引き締め(QT)を停止する」

※時間は日本時間

(中村)
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