NY株見通し-神経質な展開か 決算や4月製造業・サービス業PMIに注目

 今晩のNY市場は神経質な展開か。昨日は弱い経済指標を受けて景気悪化懸念が強まる中、減益決算が嫌気されたテスラ株が大幅安となったことも重しとなり主要3指数がそろって下落。ダウ平均は3日続落し、週初来で0.29%安と5週ぶりの反落ペースとなり、S&P500とナスダック総合もそれぞれ週初来で0.19%安、0.53%安と反落ペースとなった。
 週末の取引となる今晩は決算発表や経済指標を睨んだ神経質な展開か。決算発表は寄り前にプロクター&ギャンブル、SLB、 HCAヘルスケア、リージョンズファイナンシャルなどが発表予定で、結果やガイダンスが注目される。経済指標では寄り後に4月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値が発表される。 製造業、サービス業ともに前月から悪化が見込まれており、予想以上の悪化となれば、景気悪化懸念が高まることが警戒される。このほか、クック米連邦準備理事会(FRB)理事講演も予定されており、金融政策を巡る発言が注目される。(執筆:4月19日、14:00)
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