東京外国為替市場概況・12時 ユーロ円、上昇一服

 25日の東京外国為替市場でユーロ円は上昇が一服。12時時点では148.44円とニューヨーク市場の終値(148.28円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。148.62円までじり高となるも約8年4カ月ぶりの高値圏で利益確定売りも出やすく、一巡後は上値を切り下げる展開に。香港・中国株の弱さを受けた豪ドル円の下押しにもつれて、一時148.31円まで上げ幅を縮小した。
 その他、ポンド円が19日につけた年初来高値167.97円に1銭届かず、一時167.50円台まで水準を落としている。

 豪ドルは上値が重かった。対ドルでは0.6706ドル、対円では90.03円を本日高値に、それぞれ0.6679ドルと89.66円まで弱含み。アイザックデーの豪祝日で流動性が薄いなか、香港・中国株安を嫌気した豪ドル売りがでたもよう。

 ドル円は方向感がでなかった。12時時点では134.29円とニューヨーク市場の終値(134.24円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。10時過ぎに134.37円まで強含むも、クロス円の売り戻しとともに134.20円割れまで下押しした。もっともその後は134.30円台まで下値を切り上げる場面もあった。

 ユーロドルは伸び悩み。12時時点では1.1054ドルとニューヨーク市場の終値(1.1046ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。1.1067ドルまで上昇も、年初来高値1.1076ドルが抵抗水準として意識されて1.1050ドル台へ押し戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.98円 - 134.37円
ユーロドル:1.1043ドル - 1.1067ドル
ユーロ円:148.05円 - 148.62円


(小針)
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