欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 27日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では133.90円と20時時点(133.59円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。1-3月期米GDP速報値は前期比年率+1.1%と予想の+2.0%を下回ったものの、コアPCEが前期比年率+4.9%まで上昇していたことで、米10年債利回りが3.488%台まで上昇し、ドル円は発表直後の安値133.24円から134.06円まで上昇した。
 前週分の米新規失業保険申請件数が23.0万件まで減少していたこともドル買い要因となった。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.1013ドルと20時時点(1.1045ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ安水準だった。ドイツ銀行の1-3月期の預金減少や米10年債利回りの上昇を受けて1.1001ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は22時時点では147.45円と20時時点(147.52円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ドイツ銀行の1-3月期の預金減少を嫌気して、一時147.15円まで下値を広げた後、ドル円の上昇で147.61円前後まで反発した。しかし、ユーロドルの下落につれて上値は限定的だった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.24円 - 134.06円
ユーロドル:1.1001ドル - 1.1063ドル
ユーロ円:147.15円 - 147.99円

(山下)
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