欧州外国為替市場概況・22時　ドル円、上昇一服

　24日の欧州外国為替市場でドル円は上昇一服。22時時点では134.50円と20時時点（134.59円）と比べて9銭程度のドル安水準だった。ロンドン市場序盤からのドル買いの流れが続き、一時134.73円まで上値を伸ばしたものの、米10年債利回りが3.52％台へ低下したことで134円半ばに押し戻された。

　ユーロドルは強含み。22時時点では1.1023ドルと20時時点（1.1016ドル）と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。ロンドン序盤の予想を上回った独4月Ifo景況感指数やウンシュ・ベルギー中銀総裁のタカ派発言に加えて、米10年債利回りが3.52％台へ低下したことで一時1.1031ドルまで上値を伸ばした。
　
　ユーロ円は22時時点では148.26円と20時時点（148.27円）と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の失速が重しとなるも、ユーロドルの上昇も支えに22時過ぎには148.37円まで高値を更新した。

　ドル円が一時134.73円まで上昇したことで、クロス円も円安に推移した。豪ドル円は90.01円、NZドル円は82.73円、加ドル円は99.51円、ポンド円は167.63円まで円安に推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円：133.89円　-　134.73円
ユーロドル：1.0966ドル　-　1.1031ドル
ユーロ円：147.12円　-　148.37円

（山下）