欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、買い一服

 19日の欧州外国為替市場でドル円は買い一服。20時時点では134.82円と17時時点(134.73円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。米・中長期金利の上昇をきっかけとした買いの流れが継続。一部通信社から「4月の日銀金融政策決定会合でのYCC修正について、日銀内で慎重な意見が広がっている」との観測記事が出ると、一時135.13円と3月10日以来の高値を付けた。ただ、約1カ月ぶりの高値水準とあって利益確定売りが持ち込まれ134.70円台まで売りに押された。

 ユーロドルは弱含み。20時時点では1.0934ドルと17時時点(1.0962ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。米金利上昇に伴ってドル高が進んだ流れに沿って一時1.0926ドルまで下落した。昨日安値の1.0922ドルが目先のサポートとして意識されると売りは一服したが、戻りは鈍い。

 ユーロ円は上げ幅を縮小。20時時点では147.41円と17時時点(147.70円)と比べて29銭程度のユーロ安水準だった。18時過ぎに一時147.86円まで上昇したものの、ユーロドルの下落やその後のドル円の伸び悩みを受けて147円台前半まで失速している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:133.96円 - 135.13円
ユーロドル:1.0926ドル - 1.0984ドル
ユーロ円:147.05円- 147.86円


(越後)
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