欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、急反発

 14日の欧州外国為替市場でドル円は急反発。22時時点では133.02円と20時時点(132.50円)と比べて52銭程度のドル高水準だった。3月米小売売上高や3月米輸入物価指数が予想を大きく下回る結果だったことが伝わると売りで反応し、一時132.21円付近まで下押しした。ただ、本日安値の132.17円を割り込むことはなく、米・中長期金利が急上昇するにつれて急反発。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「金融政策はかなりの期間、引き締めを維持する必要」「金利をさらに引き上げる必要」と発言したことも買いにつながり、一時133.19円まで買い上げられた。

 ユーロドルは反落。22時時点では1.1034ドルと20時時点(1.1058ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。米指標発表直後には1.1073ドル付近まで上げたが、その後は米金利の急上昇を受けて1.1019ドルまで一転下落した。

 ユーロ円は底堅い。22時時点では146.77円と20時時点(146.53円)と比べて24銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円につれた動きとなり、一時146.30円台まで下げたが、その後は146.85円まで反発した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:132.17円 - 133.19円
ユーロドル:1.1019ドル - 1.1076ドル
ユーロ円:146.24円- 146.85円


(越後)
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