ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では137.28円と22時時点(136.75円)と比べて53銭程度のドル高水準だった。4月米ISM製造業景気指数が47.1と予想の46.7を上回ったことが伝わると、米長期金利の上昇とともにドル買いが活発化。一時137.36円と3月9日以来の高値を付けた。同時に発表された3月米建設支出も前月比0.3%上昇と予想の0.1%上昇を上回った。
 なお、米長期金利の指標である米10年債利回りは一時3.5338%前後まで上昇した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0981ドルと22時時点(1.1033ドル)と比べて0.0052ドル程度のユーロ安水準だった。米経済指標の上振れをきっかけに全般ドル買いが優勢になると、一時1.0976ドルと日通し安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時102.04まで上昇した。

 ユーロ円は上げ幅を縮めた。24時時点では150.79円と22時時点(150.91円)と比べて12銭程度のユーロ安水準。ドル円の上昇につれた買いが入り一時150.96円と2008年9月以来およそ14年8カ月ぶりの高値を付けたものの、そのあとはユーロドルの下落につれた売りが出たため伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.14円 - 137.36円
ユーロドル:1.0976ドル - 1.1042ドル
ユーロ円:150.03円 - 150.96円


(中村)
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