欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ渋り

 2日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では137.57円と20時時点(137.53円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。NY勢の参入後に137.25円まで本日安値を更新したが、その後は米金利が低下幅を縮小したことを受け、137円台半ばまで切り返した。

 ユーロドルは戻りが鈍い。22時時点では1.0955ドルと20時時点(1.0957ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。20時過ぎに1.0970ドル台まで下値を切り上げたものの、その後は買い戻しも一服。欧州中央銀行(ECB)による銀行の貸し出し調査で信用基準の厳格化と資金需要の減退が示されたことを受け、ECBが大幅利上げには踏み切らないとの見方が強まるなか、戻りは限られている。

 ユーロ円は22時時点では150.76円と20時時点(150.74円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。ドル円やユーロドルの買い戻しに伴い、151.00円手前まで下値を切り上げる場面があった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.25円 - 137.77円
ユーロドル:1.0948ドル - 1.1007ドル
ユーロ円:150.43円 - 151.61円

(岩間)
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