ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロ円、底堅さ維持

 5日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は底堅さを維持。2時時点では148.56円と24時時点(148.43円)と比べ13銭程度のユーロ高水準だった。経営状況が懸念されていた米地銀パックウエスト・バンコープやウエスタン・アライアンス・バンコープの株価が急反発し、米中堅金融機関の連鎖的な経営破綻への警戒が緩和。ダウ平均が一時480ドル超上昇すると全般円売りが優勢となり、ユーロ円は148.71円まで上昇幅を広げた。ポンド円も170.62円まで上伸するなど、他のクロス円も総じて円安推移となった。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.1032ドルと24時時点(1.1007ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の上昇や、英3連休を前に買いが目立ったポンドドルにつれ高となった面もあったようで、1.1030ドル台までじり高となった。

 ドル円は伸び悩み状態が継続。2時時点では134.66円と24時時点(134.85円)と比べ19銭程度のドル安水準だった。米金利上昇の頭打ちや、底堅い欧州通貨に対するドル弱含みが重し。134.60円台で下値を探る動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.89円 - 135.12円
ユーロドル:1.0967ドル - 1.1048ドル
ユーロ円:147.69円 - 148.71円

(関口)
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