NY株見通し-翌日の4月CPIの発表を控え様子見継続か
今晩のNY市場は引き続き様子見か。昨日は10日に発表される米4月消費者物価指数(CPI)などのインフレ指標を控え様子見姿勢が強まり、主要3指数がおおむね横ばいで終了した。ダウ平均は73ドル高まで上昇したが、米連邦準備理事会(FRB)が発表した銀行の融資態度調査で個人や企業向けの融資基準が「厳しく」なったことで165ドル安まで下落後、55.69ドル安(-0.17%)で終了。S&P500は0.05%高とほぼ横ばいで終了し、ナスダック総合は0.18%高と小幅高で終了した。
引け後の動きでは、予想を上回る決算や通期黒字見通しが好感されたパランティアが時間外で21.5%高と急伸した一方、ルーシッドとスカイワークスが8%超下落し、ペイパルも5%超下落した。今晩の取引でも翌日発表の4月CPIを控えた様子見姿勢の継続が予想されるほか、債務上限問題を巡りバイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長の協議にも要注目か。
今晩の米経済指標・イベントは4月NFIB中小企業楽観度指数、米10年債入札など。ジェファーソンFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演も予定されている。企業決算は寄り前にデューク・エナジー、21世紀フォックス、エア・プロダクツ&ケミカルズ、引け後にエレクトロニック・アーツ、オキシデンタル・ペトロリアム、ウィン・リゾーツ などが発表予定。
(執筆:5月9日、14:00)
(小針)
引け後の動きでは、予想を上回る決算や通期黒字見通しが好感されたパランティアが時間外で21.5%高と急伸した一方、ルーシッドとスカイワークスが8%超下落し、ペイパルも5%超下落した。今晩の取引でも翌日発表の4月CPIを控えた様子見姿勢の継続が予想されるほか、債務上限問題を巡りバイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長の協議にも要注目か。
今晩の米経済指標・イベントは4月NFIB中小企業楽観度指数、米10年債入札など。ジェファーソンFRB理事、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演も予定されている。企業決算は寄り前にデューク・エナジー、21世紀フォックス、エア・プロダクツ&ケミカルズ、引け後にエレクトロニック・アーツ、オキシデンタル・ペトロリアム、ウィン・リゾーツ などが発表予定。
(執筆:5月9日、14:00)
(小針)