NY株見通し-底堅い展開か ターゲットなどの小売株の決算発表に注目

 今晩のNY市場は小売り株の決算や住宅関連指標に注目。昨日は通期見通しの引き下げなどが嫌気されたホーム・デポの下落や、米債務上限問題への警戒感などが重しとなり主要3指数がそろって反落した。取引終了後に終了したバイデン米大統領と共和党マッカーシー下院議長との米債務上限を巡る協議は合意には至らなかったものの、双方が前向きに協議を進める意向を示した。

 今晩の取引では、債務上限問題の進展期待を背景に底堅い展開か。企業決算は昨日のホーム・デポに続いてターゲットやTJXカンパニーなどの小売株の発表が予定され、引き続き個人消費の動向が注目される。経済指標では寄り前にMBA住宅ローン申請指数、4月建設許可件数、4月住宅着工件数が発表予定で、住宅関連指標にも要注目か。

 今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、4月建設許可件数、4月住宅着工件数のほか、EIA週間原油在庫、米20年債入札など。企業決算は寄り前にターゲット、TJXカンパニー、引け後にシスコ・システムズ、テイクツー・インタラクティブなどが発表予定。(執筆:5月17日、14:00)
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