NY株見通し-底堅い展開か 中古住宅販売件数やウォルマートなどの決算発表に注目

 今晩のNY市場は底堅い展開か。昨日は米債上限を巡る警戒感が和らいだことや、小売り大手のターゲットの決算が予想を上回り景気悪化懸念が後退したこと、地銀を巡る経営不安が和らいだことなどでセンチメントが改善。主要3指数がそろって約1.2%高と反発した。週初来では、ダウ平均が0.14%高、S&P500が0.30%高、ナスダック総合が0.66%高とそろってプラス圏を回復した。

 今晩の取引では、昨日の大幅高の反動安が警戒されるものの、債務上限を巡る与野党合意への期待、デフォルト懸念の後退により底堅い展開か。経済指標や決算発表が良好な結果となればもう一段の上昇も期待できそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、5月フィラデルフィア連銀業況指数、4月中古住宅販売件数など。企業決算は寄り前にウォルマート、バス&ボディ・ワークス、引け後にアプライド・マテリアルズ、ロス・ストアーズなどが発表予定。
(執筆:5月18日、14:00)
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