22日香港株=方向感乏しいか、米株高が支え FOMC議事要旨公表控え様子見も

 22日の香港市場は方向感に乏しい相場か。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日-5月1日開催分)の公表を22日に控え、様子見ムードが広がると予想する。同日発表される米半導体大手エヌビディアの決算内容を見極めたい投資家は積極的な売買を手控えそうだ。

 もっとも、前日の米長期金利の低下と米株高が投資家心理を支え、下値を売り込む動きは限られるだろう。21日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年物国債利回りは前日比0.03%低い4.41%で終えた。また、業績を手掛かりとする個別物色が引き続き活発と予想される。きょうはハンセンテック指数構成銘柄の快手科技(01024)とキングソフト(03888)が2024年1-3月期決算を発表する。

 21日のNY株式相場はダウ平均が反発。ハイテク株主体のナスダック総合は続伸し、前日に続いて取引時間中と終値の最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)とJDドットコム(09618)、銀行株の中国工商銀行(01398)と中国建設銀行(00939)、不動産株の華潤置地(01109)が香港終値を下回った半面、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、電気自動車の理想汽車(02015)が上回って終えた。
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