予想とまとめ
今日の予想
今週の予想はこちら今日のイベントスケジュール
9日
(時間は日本時間)
国内
08:30 | ◇ | 11月毎月勤労統計(現金給与総額、予想:前年比2.7%) |
08:50 | ◇ | 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース、2週分) |
14:00 | ◇ | 日銀地域経済報告(さくらレポート) |
海外
09:30 | ◎ | 11月豪小売売上高(予想:前月比1.0%) |
09:30 | ◇ | 11月豪貿易収支(予想:57.50億豪ドルの黒字) |
10:30 | ◎ | 12月中国消費者物価指数(CPI、予想:前年比0.1%) |
10:30 | ◎ | 12月中国生産者物価指数(PPI、予想:前年比▲2.4%) |
16:00 | ◎ | 11月独鉱工業生産(予想:前月比0.5%/前年同月比▲4.5%) |
16:00 | ◇ | 11月独貿易収支(予想:148億ユーロの黒字) |
19:00 | ◎ | 11月ユーロ圏小売売上高(予想:前月比0.4%/前年比1.7%) |
21:00 | ◎ | 11月ブラジル小売売上高(予想:前年同月比4.3%) |
21:00 | ◎ | 12月メキシコ消費者物価指数(CPI、予想:前年比4.28%) |
21:30 | ◇ | 12月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ) |
23:00 | ◎ | ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演 |
23:05 | ◎ | コリンズ米ボストン連銀総裁、講演 |
10日
01:00 | ◎ | ブリーデン英中銀(BOE)副総裁、講演 |
02:45 | ◎ | バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演 |
03:30 | ◎ | シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、講演 |
03:35 | ◎ | ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事、講演 |
− | 米株式市場は国民追悼の日で休場、債券市場は短縮取引 |
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
上値と下値の目安
ドル円
レジスタンス2 | 160.00(心理的節目) |
---|---|
レジスタンス1 | 159.45(2024/7/12高値) |
前日終値 | 158.35 |
サポート1 | 157.63(ピボット・サポート2) |
サポート2 | 157.29(日足一目均衡表・転換線) |
ユーロドル
レジスタンス2 | 1.0458(2024/12/30) |
---|---|
レジスタンス1 | 1.0392(21日移動平均線) |
前日終値 | 1.0318 |
サポート1 | 1.0226(1/2安値) |
サポート2 | 1.0163(2022/11/11安値) |
ポンド円
レジスタンス2 | 198.26(1/7高値) |
---|---|
レジスタンス1 | 197.55(1/8高値) |
前日終値 | 195.78 |
サポート1 | 194.63(1/6安値) |
サポート2 | 193.95(日足一目均衡表・雲の上限) |
NZドル円
レジスタンス2 | 90.23(2024/11/26) |
---|---|
レジスタンス1 | 89.39(日足一目均衡表・雲の下限) |
前日終値 | 88.78 |
サポート1 | 87.91(1/6安値) |
サポート2 | 86.73(2024/12/19安値) |
本日の東京外国為替市場のドル円は、米長期債利回りの上昇を背景に堅調推移が予想される中、11月の実質賃金や日銀支店長会議での賃上げ動向などを見極めて行く展開が予想される。
昨日は、トランプ次期米大統領が導入を目指す関税に法的根拠を与えるため、国家経済緊急事態の宣言を検討しているという報道を受けて、米長期債利回りが上昇したことで、ドルは全面高の展開となっている。
12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、トランプ次期政権下で政策が変わる可能性を考慮して、仮定としての予測が盛り込まれたことが明らかになり、ドット・プロット(金利予測分布図)での今年の利下げ見通しが2回に減った背景が説明されている。
植田日銀総裁は、12月の日銀金融政策決定会合の後の会見で、第2次トランプ米政権の関税政策や春闘での賃上げのモメンタムという「ワンノッチの情報」を見極めるスタンスを示していた。
今年の日米金融政策は、第2次トランプ米政権での経済政策を見極めるスタンスとなっており、現状のドル高トレンドが続く公算が高いことになる。
ドル高に歯止めをかける要因として、トランプ次期米大統領のドル高牽制発言や本邦通貨当局による円買い介入の可能性には引き続き警戒しておきたい。
本日は、8時30分の11月毎月勤労統計で実質賃金を確認し、日銀支店長会議で賃上げの動向を見極めることになる。10月の実質賃金は前年比-0.4%、9月は同比-0.4%、8月は同比-0.8%だった。
9時30分に発表される11月豪小売売上高は前月比+1.0%と予想されており、10月の同比+0.6%に続き、4カ月連続の増加が見込まれている。昨日発表された豪11月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.3%と予想の+2.2%を上回ったものの、豪準備銀行(RBA)が注視しているコアインフレ率(トリム平均値)は同比+3.2%となり、10月の+3.5%から低下していた。しかし、今年5月に豪連邦議会選挙が予定されており、それまではRBAは利下げに踏み切らないとの見方があり、堅調な小売売上高が利下げ時期の先送り要因となるのかもしれない。
10時30分に発表される12月中国CPIは前年比+0.1%と予想されており、11月の同比+0.2%から鈍化が見込まれ、12月中国生産者物価指数(PPI)は同比-2.4%と予想されており、11月の同比-2.5%からの上昇が見込まれている。第2次トランプ米政権による対中関税引き上げが見込まれる中、中国経済のディスインフレ化が強まる可能性に警戒しておきたい。