24日香港株=続落か、米国の株安と長期金利上昇が重荷

 24日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで続落か。米連邦政府の債務上限問題を巡る政府と野党・共和党の協議に進展がなかったことで、米国のデフォルトの可能性を意識した投資家がリスク回避姿勢を強めると予想する。また、米長期金利の上昇を受けてハイテク・グロース株が売られ、相場の重荷となりそうだ。23日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年債利回りは一時、3.76%と3月中旬以来の高水準を付けた。

 決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別物色が活発に続くだろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の小米集団(01810)が2023年1-3月期決算、レノボグループ(00992)が2023年3月本決算を発表する。

 23日のNY株式相場はダウ平均が3営業日続落し、ハイテク株主体のナスダック総合も反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて下落。大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、アジア保険会社のAIAグループ(01299)、香港不動産大手の長江実業集団(01113)などが香港終値を下回って引けた。


(小針)
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