東京マーケットダイジェスト・30日 ドル下値堅い・株まちまち

(30日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=140.68円(前営業日NY終値比△0.23円)
ユーロ円:1ユーロ=150.33円(▲0.04円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0686ドル(▲0.0020ドル)
日経平均株価:31328.16円(前営業日比△94.62円)
東証株価指数(TOPIX):2159.22(▲1.43)
債券先物6月物:148.54円(△0.10円)
新発10年物国債利回り:0.430%(▲0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:▲0.01900%(▲0.01800%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
4月完全失業率              2.6%      2.8%
4月有効求人倍率             1.32倍     1.32倍

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。連休明けの米金利が時間外取引で低下したことを受けたほか、本邦実需勢からの売りが観測され、一時139.97円まで下押しした。ただ、140.00円割れ水準で下値の堅さを確認すると一転して買い戻しが優勢に。午後に入ると本邦勢からの売りも一巡し、次第に底堅く推移した日経平均株価などを支えに上値を試す展開となり、15時過ぎには140.81円まで反発した。

・ユーロ円も下値が堅い。昨日安値の150.10円をわずかに下抜けて一時150.07円まで下落する場面があったが、その後は150円台半ばまで買い戻しが入った。総じてドル円につれた動きとなった。

・ユーロドルは弱含み。10時30分過ぎに1.0726ドルまで上昇したものの、午後に入ると対円などでドルの買い戻しが強まった影響もあり、1.0682ドルの安値まで反落した。

・日経平均株価は4日続伸。前日に1990年以来の高値を更新した後とあって利益確定目的の売りが先行し、指数は一時170円近く下落する場面も見られた。ただ、下値では株価の先高観を背景にした押し目買いが観測されたほか、株価指数先物には海外短期筋からの買いが断続的に入っていたこともあり、後場に入るとプラス圏を取り戻して底堅く推移した。

・債券先物相場は反発。昨日の独長期債が上昇した流れを引き継いだほか、時間外の米長期金利が低下してスタートしたことも手掛かりとなり、買いが先行した。もっとも、その後は週後半に予定されている10年物国債入札への警戒感から次第に上値が重くなった。

(岩間)
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