NY株見通し-今週は底堅い展開か 経済指標は5月ISM非製造業PMIなど
今週のNY市場は底堅い展開か。先週は主要3指数がそろって大幅高。ダウ平均が2.02%高と反発し、S&P500が1.83%高と3週続伸。ハイテク株主体のナスダック総合は2.04%高と6週続伸し、2020年1月以来の長期連騰を記録。2022年8月の直近高値を上回り、2022年4月以来の戻り高値を更新した。月曜日がメモリアルデーの祝日で休場で、4日間の取引となったが、米国の債務上限引き上げ法案が議会を通過し、デフォルトが回避される見通しとなったことで週後半に買いが強まった。ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)理事などが6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送りを支持すると発言したことや、米5月ISM製造業PMIが予想を下回ったことで6月FOMCでの利上げ休止見通しが強まったことも株式相場の支援となった。注目された米5月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想以上に増加したものの、失業率が悪化し、平均賃金の伸びが鈍化したことで、景気減速懸念が和らいだ一方、利上げ長期化懸念を強めることはなかった。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。一般消費財、不動産が3%超上昇し、素材、資本財、ヘルスケア、金融も2%超上昇し、S&P500をアウトパフォーム。年初から30%超上昇したIT、コミュニケーションは1%台の上昇にとどまり、公益と生活必需品のディフェンシブ・セクターは1%未満の小幅高にとどまった。
今週は底堅い展開か。米政府の債務上限の効力を2025年1月まで停止する「財政責任法」は金曜日に上院を通過し、バイデン米大統領が3日に署名したことで法案が成立した。米国のデフォルトが回避されたことで、今後は6月13-14日開催のFOMCでの政策判断が焦点となる。今週はFOMCを控えたブラックアウト期間に入るため、FRB高官からの発言はなく、FOMC前の注目の経済指標となる米5月消費者物価指数(CPI)も来週13日に発表されるため、比較的静かな週となりそうだ。米5月ISM非製造業総合指数(PMI)などの経済指標をにらんだ底堅い展開となりそうだ。今週の米経済指標は5月ISM非製造業総合指数(PMI)のほか、4月耐久財受注改定値、4月製造業新規受注、4月貿易収支、4月消費者信用残高、週間新規失業保険申請件数など。決算発表はS&P500採用のJMスマッカー、ブラウン・フォーマン、キャンベル・スープのほか、ゲームストップ、ドキュサイン、ニオなど。
今晩の経済指標は4月製造業新規受注、5月ISM非製造業総合指数(PMI)など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:6月5日、14:00)
今週は底堅い展開か。米政府の債務上限の効力を2025年1月まで停止する「財政責任法」は金曜日に上院を通過し、バイデン米大統領が3日に署名したことで法案が成立した。米国のデフォルトが回避されたことで、今後は6月13-14日開催のFOMCでの政策判断が焦点となる。今週はFOMCを控えたブラックアウト期間に入るため、FRB高官からの発言はなく、FOMC前の注目の経済指標となる米5月消費者物価指数(CPI)も来週13日に発表されるため、比較的静かな週となりそうだ。米5月ISM非製造業総合指数(PMI)などの経済指標をにらんだ底堅い展開となりそうだ。今週の米経済指標は5月ISM非製造業総合指数(PMI)のほか、4月耐久財受注改定値、4月製造業新規受注、4月貿易収支、4月消費者信用残高、週間新規失業保険申請件数など。決算発表はS&P500採用のJMスマッカー、ブラウン・フォーマン、キャンベル・スープのほか、ゲームストップ、ドキュサイン、ニオなど。
今晩の経済指標は4月製造業新規受注、5月ISM非製造業総合指数(PMI)など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:6月5日、14:00)