6日香港株=上値重いか、主要経済指標やFOMC前に様子見ムード

 6日の香港市場は上値の重い展開か。7日と9日に中国の貿易統計と物価統計がそれぞれ発表されるほか、来週13-14日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる予定で、結果を見極めようと様子見ムードが強まる可能性がある。

 一方、中国政府が2日の国務院常務会議で電気自動車(EV)購入奨励策の延長方針を示しており、政策支援への期待感は根強いものの、ハンセン指数は前日に終値で5月24日以来およそ2週間ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなりそうだ。

 5日のNY株式相場は反落。おおむね堅調に推移したが、先週末の大幅高の反動や来週のFOMCを控えた様子見姿勢が強まったことで終盤に失速した。時価総額最大のアップルが上場来高値を更新後に反落したことも重しとなった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、JDドットコム(09618)が香港終値を上回って引けた半面、テンセント(00700)やホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。

(小針)
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