欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、頭重い

 21日の欧州外国為替市場でドル円は頭が重い。20時時点では141.81円と17時時点(142.09円)と比べて28銭程度のドル安水準だった。17時過ぎに142.17円まで上昇したものの、昨日高値の142.25円が目先のレジスタンスとして意識されると徐々に上値を切り下げた。142.00円に観測されているオプションに絡んだ売りが意識されたこともあり、141.74円付近まで売りに押された。

 ユーロ円も上値が重い。20時時点では154.83円と17時時点(155.06円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の失速につれたほか、ポンド円の下落も影響し154.70円台まで上げ幅を縮めた。
 なお、ポンド円は一時179.93円まで一時下落した。高インフレに伴う景気悪化懸念に加え、英公的債務残高が対GDPで1961年3月以来の100%超えとなったことで財政リスクも高まったことが嫌気されたか。

 ユーロドルは20時時点では1.0918ドルと17時時点(1.0913ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロクロスの上昇につれて1.0934ドルまで上げたが、買いは続かなかった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:141.29円 - 142.17円
ユーロドル:1.0906ドル - 1.0934ドル
ユーロ円:154.30円 - 155.35円


(越後)
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