今日の株式見通し-軟調か 米国では主力グロース株が売りに押される

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は12ドル安の33714ドルで取引を終えた。プラス圏とマイナス圏を行き来する方向感に乏しい展開となったが、終盤に売られて下落で終えた。テスラ、エヌビディア、メタなど主力のグロース株が弱く、ナスダックが1.2%安と大きめの下落となった。ドル円は足元143円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて75円安の32575円、ドル建てが15円安の32635円で取引を終えた。

 米国では長期金利が低下したもののグロース株が下げを主導しており、日本株は手掛けづらさが意識されるだろう。日本、米国ともに上昇一服感が鮮明となる中、買いは手控えられ、利益確定売りは急がれると予想する。ダウ平均は横ばい程度であることから、日経平均はきのう同様に大きく下げる場面があれば押し目は拾われるとみる。節目の32500円はサポートとして機能する公算が大きい。ただ、反転材料には乏しい中、動きが良くなれば上値は抑えられやすく、場中はマイナス圏でもみ合う時間帯が多くなると予想する。日経平均の予想レンジは32400円-32850円
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