欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 29日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では144.78円と20時時点(144.18円)と比べて60銭程度のドル高水準だった。ドル円は米10年債利回りの3.81%台への上昇を受けて、144.81円まで上値を伸ばした。1-3月期米国内総生産(GDP)確定値は、前期比年率+2.0%へ上方修正され、前週分の米新規失業保険申請件数は23.9万件で予想の26.5万件を下回り、雇用市場の改善が示された。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0881ドルと20時時点(1.0927ドル)と比べて0.0046ドル程度のユーロ安水準だった。6月独CPI速報値が前年比+6.4%と予想の+6.3%を上回ったことで、1.0941ドルまで上値を伸ばした後、好調な米経済指標を受けて、一時1.0873ドルまで反落した。
 ポンドドルも1.2601ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は弱含み。22時時点では157.54円と20時時点(157.54円)とほぼ同水準だった。ドル円の上昇を受けて、一時157.85円前後まで連れ高に推移したものの、ユーロドルの下落で伸び悩んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.14円 - 144.81円
ユーロドル:1.0873ドル - 1.0941ドル
ユーロ円:157.25円 - 157.92円

(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。