欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、一進一退

 28日の欧州外国為替市場でドル円は一進一退。20時時点では144.08円と17時時点(144.07円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。17時過ぎに144.25円まで年初来の高値を更新した後、米10年債利回りが3.73%台まで低下した影響からいったんは143.83円付近まで押し戻された。もっとも、その後は144円台を再び回復。144.00円を挟んだ方向感の乏しい動きとなった。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0954ドルと17時時点(1.0952ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。1.0950ドルを挟んだ水準での神経質な動きとなった。欧米金利がともに低下していることもあり、債券相場を手掛かりにした動きも限られている。

 ユーロ円は20時時点では157.83円と17時時点(157.80円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。ドル円と同様に一進一退の動き。一時は2008年9月以来の高値となる157.99円まで上値を伸ばしたが、その後に157円台半ばまで押し戻される場面も見られるなど、積極的に上値を試す展開にはなっていない。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.73円 - 144.25円
ユーロドル:1.0936ドル - 1.0963ドル
ユーロ円:157.44円 - 157.99円

(岩間)
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