欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、もみ合い

 21日の欧州外国為替市場でドル円はもみ合い。22時時点では141.88円と20時時点(141.81円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。20時20分過ぎに141.73円付近まで下押ししたものの、米10年債利回りが再び上昇すると次第に買いが強まり、142.04円付近まで持ち直す場面も見られた。一方、142円台での滞空時間も短いなど、方向感が定まっていない。
 なお、23時から予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の半期に一度の議会証言の事前原稿内容が報じられ、「インフレ率を2%に戻すにはまだ長い道のり」「金利は年末までに幾分高くなると当局者は見ている」「データ精査の為に先週、政策金利を据え置いたことは賢明」などと伝わったが、特段目新しい内容ではないこともあり相場への影響は今のところ限定的となっている。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.0925ドルと20時時点(1.0918ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。引き続き1.09ドル台前半でのこう着状態を抜け出せていない。

 ユーロ円は22時時点では155.01円と20時時点(154.83円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。154円台後半でNY株式相場の取引開始を待っている状況。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:141.29円 - 142.17円
ユーロドル:1.0906ドル - 1.0934ドル
ユーロ円:154.30円 - 155.35円

(越後)
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