欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ渋り

 27日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では143.53円と20時時点(143.73円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。米長期金利が低下に転じた場面では、143.38円前後まで下押しした。ただしその後、5月米耐久財受注額や4月米住宅関連指数が予想より強かったことを受け、米10年債利回りが3.73%台まで持ち直し。ドル円も143.65円前後まで買い戻された。

 ユーロ円は底堅い。22時時点では157.40円と20時時点(157.41円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルとドル円が強含みに推移したことで、157円手前を下押し水準に157.49円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0965ドルと20時時点(1.0951ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。ラガルドECB総裁などによるタカ派発言を受けた買いが継続。一時1.0972ドルまで日通し高値を更新した。

  加ドル円は、5月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想通りの前年比+3.4%だったことで、109.10円付近を中心に方向性は出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.29円 - 143.94円
ユーロドル:1.0902ドル - 1.0972ドル
ユーロ円:156.40円 - 157.49円

(山下)
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