欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、小幅高

 26日の欧州外国為替市場でドル円は小幅高。22時時点では143.11円と20時時点(143.09円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。東京市場序盤の神田財務官やロンドン市場序盤の松野官房長官による円安牽制発言があったものの、口先介入に過ぎなかったことで、143.30円前後まで買い戻された。しかし、米10年債利回りが3.68%台で低迷しているため、上値は限定的だった。

 ユーロ円は強含み。22時時点では156.23円と20時時点(156.03円)と比べて20銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが強含みに推移したことで、156.46円前後まで連れ高に推移した。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0917ドルと20時時点(1.0904ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。NYカットオプション(1.0910ドル・28日、1.0905ドル・28日、1.0900ドル・27日)の周辺で動きづらい展開の中、米10年債利回りが3.68%台で低迷していることで、一時1.0920ドルまで上値を伸ばした。

 スイスフランは堅調に推移した、対円では160.67円まで史上最高値を更新し、対ユーロでは、一時0.9723フランまでフラン高・ユーロ安に推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.94円 - 143.73円
ユーロドル:1.0888ドル - 1.0920ドル
ユーロ円:155.75円 - 156.74円

(山下)
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