今日の株式見通し=堅調か インフレ懸念が和らぎ米国株は上昇
東京市場は堅調か。先週末の米国株は上昇。ダウ平均は285ドル高の34407ドルで取引を終えた。5月の個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが予想を下回ったことでインフレ高進への過度な警戒が後退。長期金利が低下して株式には資金が向かった。特にハイテク株が強く、アップルが終値で時価総額3兆ドルを突破したことが市場の注目を集めた。ドル円は足元144円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて245円高の33435円、ドル建てが310円高の33500円で取引を終えた。
米国株が経済指標を好感して強い上昇となっており、日本株もこれを受けて大きく水準を切り上げると予想する。米金利低下により為替はやや円高に触れているが、介入に対する警戒が後退するという点でポジティブに受け止められる公算が大きい。月初から好スタートが見込まれるが、先週、調整一巡感が出てきたことと併せて、場中は楽観ムードの強い地合いが続くだろう。なお、寄り前には6月日銀短観が公表される。好内容が確認できれば、リスク選好度合いが一段と高まることが期待できる。日経平均の予想レンジは33300円-33650円
(小針)
米国株が経済指標を好感して強い上昇となっており、日本株もこれを受けて大きく水準を切り上げると予想する。米金利低下により為替はやや円高に触れているが、介入に対する警戒が後退するという点でポジティブに受け止められる公算が大きい。月初から好スタートが見込まれるが、先週、調整一巡感が出てきたことと併せて、場中は楽観ムードの強い地合いが続くだろう。なお、寄り前には6月日銀短観が公表される。好内容が確認できれば、リスク選好度合いが一段と高まることが期待できる。日経平均の予想レンジは33300円-33650円
(小針)