今日の株式見通し-軟調か 米グロース株の下落が重荷

 東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落。ダウ平均は163ドル高の35225ドルで取引を終えた。決算が好感されたジョンソン・エンド・ジョンソンが大幅高となり、ダウ平均の上昇に貢献した。一方、テスラとネットフリックスが決算を受けて大幅安となっており、ナスダックは2%台の下落となった。米長期金利が上昇しており、ドル円は足元140円00銭近辺と円安に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて80円安の32330円、ドル建てが40円安の32370円で取引を終えた。

 ダウ平均は9連騰を達成したが、構成銘柄の影響が大きかった。テスラとネットフリックスの下落に関してはきのうの時間外の反応で織り込み済みではあるが、米金利が上昇したことで、アマゾン、エヌビディア、アルファベットなど、主力のグロース株も多くが大幅安となっており、国内でもグロース色の強いハイテク株を敬遠する流れが続くと思われる。きのう引け後に決算を発表したニデック<6594.T>はADRで大幅高となっており、個別では買われるものもあるだろう。しかし、決算を控えた多くの銘柄は手がけづらい。ナスダックの大幅安を嫌気して弱めに始まり、場中も上値の重い時間帯が続くと予想する。日経平均の予想レンジは32200円-32600円
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