今日の株式見通し=堅調か 米国株は小動きも円安が急速に進行

 東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックが下落。ダウ平均は2ドル高の35227ドルで取引を終えた。3指数とも方向感に乏しく小動きであったが、ディフェンシブが総じて強くダウ平均は10連騰。一方、ナスダック100指数の特別リバランスを24日に控え、グロース株は上値が重かった。ドル円は足元141円70銭と円安に振れている。21日の引け後に、日銀が今週の金融政策決定会合でYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正を見送るとの報道が出てきており、これに為替が敏感に反応した。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて400円高の32670円、ドル建てが445円高の32715円で取引を終えた。

 米国株はほぼフラットだが、円安進行が日本株の底上げ材料となるだろう。日本株は直近で円高を嫌気して調整色を強めた。日銀会合の結果は金曜28日に発表されるが、週末のイベントが警戒材料とならないのであれば、押し目買いは入りやすい。CME225先物は大幅高スタートを示唆している。米国の物色が保守的となっているため、水準を切り上げて始まった後は伸び悩むとみるが、売りづらさも意識される中、大きな失速もなく強い基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは32500円-32800円
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