今日の株式見通し=FOMCを前に動意薄か ダウ平均は12連騰

 東京市場は小動きか。米国株は上昇。ダウ平均は26ドル高の35438ドルで取引を終えた。3Mが決算を受けて大幅高となるなど、企業業績に対する期待が高い状態が継続。FOMCの結果発表を前に様子見姿勢は強かったものの、3指数がそろってプラスで終えた。ドル円は足元140円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円安の32595円、ドル建てが変わらずの32640円で取引を終えた。

 ダウ平均は12連騰と非常に強いが、その分、FOMCの結果発表後には反動が出てくる展開も想定される。日本株は米国株高には反応しきれず、上値は重いと予想する。引け後に決算を発表した企業では、アルファベットは時間外で大きく上昇している一方、マイクロソフトは大きく下げる場面もあるなど不安定な値動きとなっている。国内では本日アドバンテストの決算発表が予定されていることもあり、グロース株は手がけづらさが意識されるだろう。一方、米国の長期金利はFOMCを前にしても落ち着いており、売りを出す材料も乏しい。きのうの日経平均は軟調に推移する時間帯が長かったが、引けにかけては値を戻した。きょうも押しが深くなるようなら買いは入りやすく、下値も堅いと予想する。日経平均の予想レンジは32500円-32800円
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