ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、安値更新

 26日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は安値を更新。4時時点では139.98円と2時時点(140.61円)と比べ63銭程度のドル安水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通り政策金利の0.25%引き上げを決定。反応は限定的だったが、会合後の記者会見でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がデータ次第で9月利上げがある可能性になどに言及しつつも「利上げの可能性も、利上げなしの可能性もある」と発言した。市場は米金融引き締め長期化観測後退の可能性を意識して米10年債利回りは一時3.84%台へ下振れ、金融政策の動向をより反映する2年債は4.81%台まで低下。ドル円は下落し、4時過ぎに先週末21日以来の安値139.93円をつけた。

 ユーロドルは上昇。4時時点では1.1104ドルと2時時点(1.1042ドル)と比べて0.0062ドル程度のユーロ高水準だった。FOMC後の米金利低下によるドル安を支援に1.1107ドルまで本日高値を更新した。

 ユーロ円は重い動き。4時時点では155.44円と2時時点(155.68円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上昇はやや支援となったものの、ドル円の下落による円買いが重しとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.93円 - 141.19円
ユーロドル:1.1038ドル - 1.1107ドル
ユーロ円:155.15円 - 155.99円

(関口)
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