今日の株式見通し-堅調か インフレへの警戒が和らぎ米国株は上昇

 東京市場は堅調か。先週末の米国株は上昇。ダウ平均は176ドル高の35459ドルで取引を終えた。6月の個人消費支出 (PCE) 価格指数で、変動の大きい食品、エネルギーを除くコア指数が前年比+4.1%と前月分の+4.6%から鈍化。インフレ沈静化への期待が高まり、終日強い動きとなった。ドル円は足元140円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて325円高の33095円、ドル建てが360円高の33130円で取引を終えた。

 米国株の上昇を素直に好感した買いが入ると予想する。28日の日経平均は日銀絡みのニュースで乱高下したが、800円超下げたところからは大きく下げ幅を縮めて終えた。米3指数の中ではナスダックが1.9%高と最も動きが良く、グローバル市場では長期金利上昇に対する警戒は高まっていない。中央銀行イベントを消化したことで、決算を材料とした個別物色が盛り上がるだろう。CME225先物は大幅高スタートを示唆している。ここ数日は25日線(32733円、28日時点)近辺での一進一退が続いていたが、明確に上に抜ける展開が見込まれることから、場中も強い基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは32900円-33300円
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