欧州マーケットダイジェスト・31日 株まちまち・ユーロ上値重い
(31日終値:1日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=142.13円(31日15時時点比△0.34円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.41円(△0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1004ドル(▲0.0009ドル)
FTSE100種総合株価指数:7699.41(前営業日比△5.14)
ドイツ株式指数(DAX):16446.83(▲22.92)
10年物英国債利回り:4.309%(▲0.017%)
10年物独国債利回り:2.492%(横ばい)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
6月独輸入物価指数
前月比 ▲1.6% ▲1.4%
前年比 ▲11.4% ▲9.1%
6月独小売売上高
前月比 ▲0.8% 1.9%・改
前年比 0.1% ▲3.6%・改
6月英消費者信用残高 17億ポンド 11億ポンド
6月英マネーサプライM4
前月比 ▲0.1% 0.3%・改
前年比 0.1% 0.0%
4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
前期比 0.3% 0.0%・改
前年同期比 0.6% 1.1%・改
7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
前年比 5.3% 5.5%
7月ユーロ圏HICPコア速報値
前年比 5.5% 5.5%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値でエネルギーと食品などを除くコア指数が予想を上回ったことが分かると、欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測が高まりユーロ買い・ドル売りが先行。4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値が予想より強い内容となったことも相場の支援材料となった。NYの取引時間帯に入ると、7月米シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことが伝わり、一時1.1046ドルと日通し高値を更新した。
ただ、前週末の高値1.1047ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると、一時1.1001ドルと日通し安値を更新した。
・ドル円は強含み。日銀が臨時で日本国債の買い入れを実施し、長期金利の上昇をけん制したことから、欧米市場でも円売りの流れが続いた。22時30分前には一時142.68円と日通し高値を付けた。
ただ、米10年債利回りが低下に転じると上値が重くなった。7月米シカゴPMIが予想を下回ったことも相場の重しとなり、一時142.01円付近まで伸び悩んだ。10日の高値143.01円がレジスタンスとして意識された面もあった。
・ユーロ円は伸び悩み。日銀の臨時国債買い入れオペ実施を受けた円売りの流れが継続し、一時157.28円と日通し高値を付けたものの、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると156.36円付近まで上値を切り下げた。
・ロンドン株式相場は小幅ながら3日続伸。ただ、新規材料難から大きな方向感は出なかった。原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりした。半面、ロイズ・バンキング・グループやバークレイズなど金融株が売られた。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反落。7月ユーロ圏HICP速報値でエネルギーと食品などを除くコア指数が予想を上回ったことが分かると、ECBの利上げ継続への警戒感が高まり相場の重しとなった。個別ではシーメンス・エナジー(2.56%安)やミュンヘン再保険(1.92%安)、ハノーバー再保険(1.80%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英長期国債が上昇した一方、独長期国債が横ばいとなった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=142.13円(31日15時時点比△0.34円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=156.41円(△0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1004ドル(▲0.0009ドル)
FTSE100種総合株価指数:7699.41(前営業日比△5.14)
ドイツ株式指数(DAX):16446.83(▲22.92)
10年物英国債利回り:4.309%(▲0.017%)
10年物独国債利回り:2.492%(横ばい)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
6月独輸入物価指数
前月比 ▲1.6% ▲1.4%
前年比 ▲11.4% ▲9.1%
6月独小売売上高
前月比 ▲0.8% 1.9%・改
前年比 0.1% ▲3.6%・改
6月英消費者信用残高 17億ポンド 11億ポンド
6月英マネーサプライM4
前月比 ▲0.1% 0.3%・改
前年比 0.1% 0.0%
4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
前期比 0.3% 0.0%・改
前年同期比 0.6% 1.1%・改
7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
前年比 5.3% 5.5%
7月ユーロ圏HICPコア速報値
前年比 5.5% 5.5%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。7月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値でエネルギーと食品などを除くコア指数が予想を上回ったことが分かると、欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測が高まりユーロ買い・ドル売りが先行。4-6月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値が予想より強い内容となったことも相場の支援材料となった。NYの取引時間帯に入ると、7月米シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことが伝わり、一時1.1046ドルと日通し高値を更新した。
ただ、前週末の高値1.1047ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると、一時1.1001ドルと日通し安値を更新した。
・ドル円は強含み。日銀が臨時で日本国債の買い入れを実施し、長期金利の上昇をけん制したことから、欧米市場でも円売りの流れが続いた。22時30分前には一時142.68円と日通し高値を付けた。
ただ、米10年債利回りが低下に転じると上値が重くなった。7月米シカゴPMIが予想を下回ったことも相場の重しとなり、一時142.01円付近まで伸び悩んだ。10日の高値143.01円がレジスタンスとして意識された面もあった。
・ユーロ円は伸び悩み。日銀の臨時国債買い入れオペ実施を受けた円売りの流れが継続し、一時157.28円と日通し高値を付けたものの、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売りのフローが観測されると156.36円付近まで上値を切り下げた。
・ロンドン株式相場は小幅ながら3日続伸。ただ、新規材料難から大きな方向感は出なかった。原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりした。半面、ロイズ・バンキング・グループやバークレイズなど金融株が売られた。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反落。7月ユーロ圏HICP速報値でエネルギーと食品などを除くコア指数が予想を上回ったことが分かると、ECBの利上げ継続への警戒感が高まり相場の重しとなった。個別ではシーメンス・エナジー(2.56%安)やミュンヘン再保険(1.92%安)、ハノーバー再保険(1.80%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英長期国債が上昇した一方、独長期国債が横ばいとなった。
(中村)