今日の株式見通し-軟調か 米長期金利の上昇が重荷
東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は71ドル高の35630ドルで取引を終えた。ダウ平均に関しては、決算を受けたキャタピラーの大幅高が上昇に大きく貢献した。ただ、長期金利が上昇して10年債利回りが4%台に乗せたことから、幅広いセクターに売りが広がった。ドル円は米金利上昇を受けてドル高(円安)に振れており、足元143円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて210円安の33200円、ドル建てが185円安の33225円で取引を終えた。
米国株はキャタピラーが孤軍奮闘したが全体で見れば弱く、日本株は売りに押されると予想する。為替が円安に振れてはいるが、米国の10年債利回りが4%台に乗せてくると株式は買いづらくなる。米国で1日に出てきた7月ISM製造業景気指数や6月JOLTS求人件数などの経済指標は市場予想を下回る結果となったが、これを受けても長期金利は大きく上昇した。週末には米雇用統計の発表を控えていることもあり、リスク回避の動きも出てくると思われる。ただ、決算発表銘柄に関しては引き続き活況な売買が期待でき、この点は相場を下支えするだろう。水準を切り下げて始まるも、そこからの下値は限られ、マイナス圏で模様眺めムードが強まると予想する。日経平均の予想レンジは33100円-33400円
米国株はキャタピラーが孤軍奮闘したが全体で見れば弱く、日本株は売りに押されると予想する。為替が円安に振れてはいるが、米国の10年債利回りが4%台に乗せてくると株式は買いづらくなる。米国で1日に出てきた7月ISM製造業景気指数や6月JOLTS求人件数などの経済指標は市場予想を下回る結果となったが、これを受けても長期金利は大きく上昇した。週末には米雇用統計の発表を控えていることもあり、リスク回避の動きも出てくると思われる。ただ、決算発表銘柄に関しては引き続き活況な売買が期待でき、この点は相場を下支えするだろう。水準を切り下げて始まるも、そこからの下値は限られ、マイナス圏で模様眺めムードが強まると予想する。日経平均の予想レンジは33100円-33400円