ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い動き。24時時点では143.38円と22時時点(143.18円)と比べて20銭程度のドル高水準となった。米10年債利回りが一時4.1180%前後と昨年11月9日以来の高水準を付けると円売り・ドル買いが進行。23時30分過ぎに143.47円と日通し高値を更新した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0926ドルと22時時点(1.0959ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ安水準だった。米国債の格下げを受けて、市場混乱への警戒感から投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めるとユーロ売り・ドル買いが優勢となった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出て、一時1.0918ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は戻りが鈍い。24時時点では156.66円と22時時点(156.92円)と比べて26銭程度のユーロ安水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると157.10円付近まで上げたものの、ユーロドルの下落に伴う売りが出ると156.59円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.24円 - 143.47円
ユーロドル:1.0918ドル - 1.1020ドル
ユーロ円:156.26円 - 157.50円


(中村)
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