今日の株式見通し-軟調か 米長期金利が一段と上昇し米国株は下落

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は66ドル安の35215ドルで取引を終えた。米国の長期金利が一段と上昇しており、リスク回避ムードの強い地合い。中盤にはプラス圏に浮上する場面もあったが、終盤にかけて売り直され、3指数がそろって下落した。ドル円は足元142円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて250円安の31930円、ドル建てが220円安の31960円で取引を終えた。なお、引け後に決算を発表した企業の時間外の反応は、アマゾンが大きく上昇している一方、アップルは下落している。

 前の日に大幅安となった米国株が下げ止まらなかったことから、日本株も売りに押されると予想する。本日は米7月雇用統計の発表日。米国の金利や為替を刺激しやすい指標であることから、この発表を前にしては押し目買いも入れづらい。米金利が上昇している局面では、アマゾンの時間外の上昇を好感する動きも限られるだろう。CME225先物からは、スタートから32000円を割り込む展開も想定される。7月の安値が31791円(7/12)で、この辺りまで下げるようならリバウンド狙いの買いは入るとみるが、基本的には下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは31800円-32200円
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