ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では141.79円と22時時点(142.25円)と比べて46銭程度のドル安水準となった。7月米雇用統計発表直後は売買が交錯したものの、一時は4.2043%前後と昨年11月8日以来約9カ月ぶりの高水準を記録した米10年債利回りが4.08%台まで急低下すると全般ドル売りが優勢に。23時30分過ぎには一時141.55円と日通し安値を付けた。
 なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するグールズビー米シカゴ連銀総裁はこの日、「7月分の雇用統計はほぼ予想通りだった」「雇用市場は若干落ち着いたものの、依然として非常に堅調」「いつまで金利を維持するかについて検討を始めるべき」などと発言した。

 ユーロドルは堅調。24時時点では1.1023ドルと22時時点(1.0988ドル)と比べて0.0035ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利が低下したことで全般ドル売りが優勢になると、一時1.1030ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.82まで低下した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では156.31円と22時時点(156.31円)とほぼ同水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.55円 - 142.88円
ユーロドル:1.0935ドル - 1.1030ドル
ユーロ円:155.90円 - 156.47円


(中村)
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