ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では142.29円と22時時点(142.70円)と比べて41銭程度のドル安水準となった。米国債の格下げを受けた米長期金利の上昇が嫌気されて、米国株相場が下落。リスク・オフの円買いが優勢となり、一時142.27円と日通し安値を更新した。4-6月期米単位労働コスト・速報値や前週分の米新規失業保険申請件数、7月米ISM非製造業景況指数が予想より弱い内容だったことも相場の重し。
 なお、格付け大手フィッチ・レーティングスの米国債格下げや米財務省による中期債発行額の引き上げなどを背景に米国債相場は続落(利回りは上昇)。米10年債利回りは一時4.1914%前後と昨年11月8日以来の高水準を付けた。

 ユーロ円も軟調だった。24時時点では155.55円と22時時点(156.08円)と比べて53銭程度のユーロ安水準。欧米株価の下落を背景にリスク回避の円買い・ユーロ売りが入ると、一時155.54円と本日安値を付けた。

 ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.0932ドルと22時時点(1.0937ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの取引が中心となったためユーロドル自体は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.27円 - 143.89円
ユーロドル:1.0912ドル - 1.0956ドル
ユーロ円:155.54円 - 157.23円


(中村)
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