今日の株式見通し-軟調か 米国株は終盤に失速
東京市場は軟調か。先週末の米国株は下落。ダウ平均は150ドル安の35065ドルで取引を終えた。7月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が18.7万人増と市場予想の20万人増を下回った。労働需給ひっ迫に対する警戒が後退したことや、アマゾンが決算を受けて大幅高となったことを受けて、300ドル近く上昇する場面があった。しかし、失業率が3.5%と前回の3.6%から改善し、平均時給が市場予想を上回ったことなどから、買いは続かなかった。アップルが決算を受けて大きく下落したことも嫌気され、終盤にマイナス圏に沈むと下げ幅を3桁に拡大。安値圏で取引を終えた。
米国の長期金利はいったん上昇した後、大きく低下。為替市場ではドルが売られ、ドル円は足元141円80銭近辺と円高に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて170円安の31980円、ドル建てが145円安の32005円で取引を終えた。
米雇用統計は強弱入り交じる内容であったが、これを受けた米国株の引け味が悪かったことから、日本株も警戒ムードの強い地合いが想定される。注目指標が円高を呼び込んだことも日本株を買いづらくさせる。CME225先物からは32000円割れもありそうで、場中も上値は重いだろう。一方で、32000円より下では押し目を拾う動きも出てくると思われる。指数は安く始まった後は警戒売りと押し目買いがせめぎ合い、32000円近辺でこう着感が強まると予想する。日経平均の予想レンジは31800円-32200円
米国の長期金利はいったん上昇した後、大きく低下。為替市場ではドルが売られ、ドル円は足元141円80銭近辺と円高に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて170円安の31980円、ドル建てが145円安の32005円で取引を終えた。
米雇用統計は強弱入り交じる内容であったが、これを受けた米国株の引け味が悪かったことから、日本株も警戒ムードの強い地合いが想定される。注目指標が円高を呼び込んだことも日本株を買いづらくさせる。CME225先物からは32000円割れもありそうで、場中も上値は重いだろう。一方で、32000円より下では押し目を拾う動きも出てくると思われる。指数は安く始まった後は警戒売りと押し目買いがせめぎ合い、32000円近辺でこう着感が強まると予想する。日経平均の予想レンジは31800円-32200円